OBD検査の事前準備について
J2534ドライバーはどの端末にインストールすればよいか?
J2534ドライバーは特定DTC照会アプリ使用するWindows端末に必要です。Zの場合は別途Windows OS搭載機器が必要です。ユーザー認証ページからダウンロードが可能です。
ユーザー認証ページ(ログインが必要です)
特定DTC照会アプリを複数の端末に入れたいとき
利用者管理システムよりクライアント証明書の発行依頼とアプリのダウンロードをします。
クライアント証明書の必要枚数は?
1つのWindowsアカウントにつき1枚です。システムやアプリを利用するには、1つの Windows アカウント(同じアカウントで異なる端末を使用する
場合には端末ごと)につき、1枚のOBD検査システム専用のクライアント証明書をインストールする必要
があります。外部アプリ Soliton KeyManager を利用して、システムやアプリを利用する端末(Windows
がインストールされた PC またはタブレット)にクライアント証明書をインストールしてください。
J2534ドライバのファームウェアバージョン確認方法(動画)
Z Tabの場合
・ZVCIを車両に接続します。
・診断ソフトを立ち上げ右上の「J2534アイコン」を選択、パススルーモードに移行します。
・OKを選択後Z Tab「フォルダ」を開きます。
・「Cドライブ>ZENITH_PASSTHRU>J2534 Versionアプリ」を開きます。
・「Read」を選択「VciDrVer」にドライバのバージョン、「FirmWVer」にファームウェアバージョンが表示されます。
Zの場合
・G-SCANZを車両と接続します。
・特定DTC照会アプリをインストールしたPCの「Cドライブ>ZENITH_PASSTHRU>J2534 Versionアプリ」を開きます。
・「Read」を選択「VciDrVer」にドライバのバージョン、「FirmWVer」にファームウェアバージョンが表示されます。 VIDEO
利用者管理システムを利用できる整備事業者は?
指定工場もしくは認証工場のみとなります。
検査したデータを印刷する場合のデバイスは何を使用したら良いか?
お使いのG-SCANに使用されているプリンターのドライバーあるいはアプリをインストールすれば同一ネットワーク内のプリンターへ直接印刷指示をかけることが出来ます
検査したデータを印刷する場合のデバイスは何を使用したら良いですか? そもそも印刷が必要ない、ということなのか?
これまでに使用していたスキャンツールは、外付モバイルプリンターを使用していた。
お使いのG-SCANに使用されているプリンターのドライバーをインストールすれば同一ネットワーク内の
プリンターへ直接印刷指示をかけることが出来ます
無線通信対応は可能ですか?
Z Tabシリーズにつきましてはファームウェアのアップデートと専用アプリのインストールにて無線対応可能です。ユーザー認証ページからJ2534サポートのダウンロードとインストールを行ってください。
OBD検査の際に使用する Windows OS搭載機器の推奨スペックは?
CPU:1GHz 以上
メモリ:2GB 以上
ディスク:Cドライブ空き容量1GB 以上
OS:
Microsoft Windows 11 バージョン22H2(Home またはPro)以上
注意:ARM版 Windowsはサポート対象外です。動作確認・動作保証しておりませんので、ARM版 Windows以外のものをご用意ください。
ソフトウェア:
.NET Framework 4.6.2 以上、Microsoft Visual C++再頒布可能パッケージ(x86)(2017 以上)32bit 版
ネットワーク通信:有線または無線でインターネット接続が可能であること
スキャンツールとPCをつなぐUSBケーブルの長さの規定は?
USBの長さについて規定はありません。ただし、USB2.0の規格では最大5mとなっています。
どのシステムで、どのユーザーIDを使えば良いのか分からない
【利用者管理システム】
・統括管理責任者または管理責任者のユーザーIDを使用してください。工員・検査員のユーザーIDではご利用できません。
・統括管理責任者または管理責任者のユーザーIDが不明の方は、事業場IDの申請結果のメールに記載されているユーザーIDをご確認ください。
件名:【OBD検査】事業場IDの登録が完了しました。[利用者管理システム]
【特定DTC照会アプリ】
・工員または検査員のユーザーIDを使用してください。
工員または検査員の方は、管理責任者または統括管理責任者から連携されたユーザーIDを使用してください。
・統括管理責任者または管理責任者のユーザーIDではご利用できません。
※統括管理責任者または管理責任者の方が特定DTC照会アプリを使用する場合は、別途利用者登録が必要です。
詳細な手順は、利用者管理システム操作マニュアルを参照してください。
OBD検査について
G-SCAN ZシリーズでのOBD検査の流れ(動画)
G-SCAN Z並びにZ Tab(OBDモデル含む)、G-scan 3」がOBD検査の必須条件である「検査用スキャンツール」に認定されました。この動画ではG-SCAN ZシリーズでのOBD検査の流れを解説します。 VIDEO
レディネスコードが一部未完了なのにOBD確認結果が適合と出た
レディネスコードは一つでも完了が入っていれば適合となります。他のシステムが未完了もしくは未対応でも問題ありません。
検査用スキャンツールのプルダウンは何を選択するのか?
ZシリーズはZENITH、G-scan3はG-SCAN(forOthers)を選択します。
OBD確認実施した後、陸運局へ車両を持ち込む際の帳票は?
OBD確認、検査共に実行するとデータがサーバーに送られるので帳票などは基本的に不要です。ただし管轄の陸運支局に確認する方が間違いないです。
複数の車両データをまとめて検査・確認することは出来るか?
複数台まとめての検査・確認は出来ません。必ず1台ずつ作業になります。
整備用のスキャンツールで検出されなかった故障コード(DTC)が、OBD検査で検出されることはあるか?
OBD検査(検査用スキャンツール)は、保安基準に適合しないDTC(特定DTC)を読み取ります。使用する整備用スキャンツールがOBD検査対象装置のすべてのDTCを読み取るものであれば、整備用のスキャンツールで検出されなかった故障コード(DTC)が特定DTC照会アプリで検出されることはありません。
OBD検査は、エンジン作動状態(HV、EVはREADYの状態)で実施する必要があるか?
「原動機が停止した状態」でOBD検査を実施した場合、規定された方法でOBD検査を実施していないことになりますので、ご注意ください。なお、OBD検査システム側で原動機の作動/非作動(HV車等はREADYの状態)を判定できませんので、検査実施者の責任で適切にOBD検査が行われる状態を確保してください。
特定DTC照会アプリと整備用スキャンツールで検出するDTCが異なる場合
OBDⅡに準拠した故障コードと自動車メーカーが策定している故障コードは異なる場合があります。修理をされる場合には整備用スキャンツールで検出したDTCを基に修理書をご確認ください。
停電や通信障害でインターネットの接続が出来ない場合の対処法
1)OBD検査用サーバーに接続できない場合の緊急的な代替措置
OBD検査用サーバーに接続できない場合(②に掲げる事案が発生した場合)には、警告灯が点灯していないことをもってOBD検査合格と判断して差し支えありません。ただし、➁に掲げる事案が発生した記録を残す必要があります。
2)緊急的な代替措置を採用する事案
(ア)天災による又は通信・電力会社に帰責する通信・電力障害の場合
(イ)機構側のシステム障害の場合
※ 自動車整備工場の責任による障害(Wi-Fiトラブル等)については対象外とする。
OBD確認をしても検査場で抜き取り検査があると聞いたが、どういったものか?
替え玉受験の防止などを目的に抜き取り検査が実施されます。不正防止の観点から抜き取り率の詳細などは公表はされません。
ただし、下記に該当する場合には必ず抜き取り検査の対象となります。
・読み取ったECUに記録されたVINと車検証情報が異なる場合
・レディネスコードの基準が適用される車両のレディネスコードが1つしか完了していない場合
・使用したスキャンツールが認定検査用スキャンツールであることの確認ができなかった場合
特定DTC照会アプリが読み出した車両ECUに記録された車体番号と、車検証の車体番号が不一致の場合
車検証に記載されている車台番号と車両ECUに記録された車台番号等の情報の表記が異なる車両や車両ECUに車台番号等の情報が記録されていない車両であっても、OBD検査の合否には影響はありません。車検証に記載されている車台番号を真としOBD 検査又は OBD 確認を行ってください。
プレ運用期間が終了したが、新人教育などで練習したい場合にはどうすれば良いか?
OBD確認モードを使用してください
OBD検査において補助者が行える作業範囲はどこまでか?
検査対象車両へのVCIの取り付け及び特定DTC照会アプリへの車両情報の入力は、補助者が行っても差し支えないこととします。ただし、検査対象車両との同一性の確認、特定DTC照会アプリへの車両情報の入力の真正性については、自動車検査員が責任をもって確認する必要があります。
車検証の二次元コード読み取り方法
Z Tab MS,LV共に非対応の為、別途二次元コードリーダーが必要になります。
車検証のICタグ読み取り方法
特定DTC照会アプリ内設定、「電子車検証ICタグリーダ」の機器を「Microsoft IFD 0」を選択。使用方法は動画をご参照ください。 VIDEO
OBD検査結果を帳票で確認した際に、登録番号または車両番号が記載されていないことがある。
車両情報を手入力した場合は登録番号等の情報を入力しないため、OBD検査結果の帳票には記載されない仕様となっています。なお、ICタグ及び二次元コードにて車両情報を読み取って検査を実施した場合は、登録番号等が記載されます。
Z Tabシリーズでの操作について
Z Tab LV本体に特定DTC照会アプリやクライアント証明書はインストールが必要か?
システムやアプリを利用するには、1つの Windows アカウント(同じアカウントで異なる端末を使用する場合には端末ごと)につき、1枚のOBD検査システム専用のクライアント証明書をインストールする必要があります。外部アプリ Soliton KeyManager を利用して、システムやアプリを利用する端末(Windows
がインストールされた PC またはタブレット)にクライアント証明書をインストールしてください。
Z Tab MSはICリーダーがなくても車検証を読み取れるか?
可能です。
特定DTC照会アプリの右上「設定」から電子車検証ICタグリーダーより機器を選択
→「Microsoft IFD0」を選択し設定してください。
特定DTC照会アプリの「電子車検証ICタグ読取」を選択します。
電子車検証右下にある4桁のセキュリティコードを入力します。
G-SCAN Z Tab MSの場合は本体右上の角、G-SCAN Z Tab LVの場合は付属のICリーダーに電子車検証をセットし「読取開始」を選択します。
タブレットの音量を上げていると読取可能範囲にICタグが入るとチャイムが鳴ります。チャイムが鳴っている状態で読取開始を押してください。
読み取り中に車検証がずれるとエラーになります。車両情報が入力されます。
Z Tab MSのICタグリーダーを利用した車検証読取方法
VIDEO
特定DTC照会アプリの右上「設定」から電子車検証ICタグリーダーより機器を選択→「Microsoft IFD0」を選択し設定してください。
特定DTC照会アプリの「電子車検証ICタグ読取」を選択します。電子車検証右下にある4桁のセキュリティコードを入力します。
G-SCAN Z Tab MSの場合は本体右上の角、G-SCAN Z Tab LVの場合は付属のICリーダーに電子車検証をセットし「読取開始」を選択します。
タブレットの音量を上げていると読取可能範囲にICタグが入るとチャイムが鳴ります。チャイムが鳴っている状態で読取開始を押してください。
読み取り中に車検証がずれるとエラーになります。車両情報が入力されます。
Z Tab LVは車検証の読み取りに内蔵カメラは使えるか?
カメラでの車検証読取は対応しておりませんので、ICリーダーを使用してください
Z TabシリーズはWindows 11にOSをアップグレードしても問題ないか?
問題ありません。Windows 10のサポートが切れる前にWindows 11へのアップグレードを推奨いたします。
Z Tabシリーズにて特定DTC照会アプリを使用時、アプリが強制終了する
ZVCIとタブレットをUSBケーブルにて接続していない場合、アプリが強制終了する場合があります。
G-scan 3での操作について
OBD検査の流れ(ドライバインストール〜適合キット装着手順(動画))
VIDEO
G-scan 3の解説動画です
・OBD検査適合キット装着手順
・ドライバーインストール方法
G-scan 3とPCの接続方法
G-scan 3本体右側のフタを開け、MicroUSB type-Bのポートから特定DTC照会アプリをインストールしたPC、タブレットに接続可能なUSBケーブルをご用意いただき接続してください。
J2534モード切替のボタンが表示されていない
ソフトウェアアップデートを行っていただきましたら表示されるようになります。有効期限が切れてしまっている場合は更新が必要です。
USBケーブルは何を使えば良いか?
G-scan3で使用するUSBケーブルは『USB type-A to MicroUSB type-B(2.0以上)』になります。USB1.0では通信できないため2.0以上の物をご使用ください。